ドバイ不動産は「高利回り」「税制メリット」「将来性抜群」と語られることが多く、富裕層を中心に人気が高まっています。しかし、実際に移住して生活を始めた日本人が感じる「リアルな事情」は、ネット上の情報とギャップがあることも。
この記事では、ドバイに移住した日本人の体験や意見をもとに、不動産の購入後に感じた実際のメリット・注意点・改善点をまとめました。これから移住・購入を考えている方にとって、判断材料のひとつになれば幸いです。
目次
日本人移住者が増えている背景
2020年代に入り、ドバイに拠点を移す日本人が増加傾向にあります。その背景には、以下のような理由が挙げられます。
- 法人税・所得税が基本的にゼロ(一定条件あり)
- 治安が良く、インフラも整備されている
- 外国人でも不動産を所有できるエリアが豊富
- 多国籍社会で英語が通じ、国際的な人脈が築きやすい
特に、リモートワークやフリーランスで働く人にとって「法人を設立しやすい」「節税できる」といった要素が大きな魅力となり、移住や長期滞在を選ぶケースが目立ちます。
実際に移住して驚いた不動産事情
日本と大きく異なるドバイの不動産事情。実際に住んでみて初めて気づく点も多くあります。
たとえば、「完成していない物件でも売買が行われる」「契約や支払いがスピーディー」「大家や管理会社との距離感が近い」など、日本とは文化や制度が異なることを体感する場面が多くあります。
また、日本人移住者の間では以下のような声もよく聞かれます。
- 「オフプラン物件を買ったが、引き渡しまでの連絡が不安だった」
- 「現地エージェントと日本的な感覚の違いに戸惑った」
- 「意外と外国人オーナー同士の情報共有が活発で、助けられた」
こうした“リアルな実体験”は、投資や移住を検討している段階では見えにくい部分です。
住んでみて良かったと感じたこと
実際に住んでみて、「思った以上に快適だった」「安心できた」と感じるポイントも多くあります。特に以下のような点は日本人に好評です。
- 24時間セキュリティ体制のあるコンドミニアムが多く、治安面で安心
- 日本食レストランや食材も増えてきている
- 医療レベルが高く、日本語対応可能なクリニックも存在
- 住民コミュニティが活発で、外国人として孤独になりにくい
また、ビザや税制面での自由度の高さが「将来の選択肢を広げてくれる」という声もあり、投資と実益を兼ねた移住に満足する人も多く見られます。
住んでみて困った・想定外だったこと
一方で、ドバイ生活ならではのギャップや注意点もいくつか存在します。
- 賃貸更新時に大幅な家賃上昇があるケースも(特に人気エリア)
- 契約関係のやりとりが英語&スピード重視で、理解が不十分だと不利になることも
- 夏の暑さが厳しく、外出できる時間帯が限られる
- 電化製品やインフラの不具合対応に時間がかかる場合あり
ただし、これらは“知っていれば対応できること”が多く、事前に現地情報を得たり、信頼できるパートナーと関係を築いておくことでリスクを減らすことが可能です。
まとめ:移住の成功には「現地理解」がカギ
ドバイ不動産は、投資としても生活拠点としても高い魅力があります。しかし、現地で実際に暮らしてみることで初めて分かる“リアルな実情”があるのも事実です。
日本とは異なる文化・価値観・制度に対応する柔軟さと、最新の正確な情報を得る姿勢があれば、ドバイでの不動産投資や移住生活は大きなチャンスになります。
これからドバイ不動産を検討する方は、情報を鵜呑みにせず「現地でのリアルな声」にも目を向けて、自分に合った判断ができるよう準備していきましょう。