【2025年12月レポート】ドバイ不動産市場の成長と主要エリアの取引分析

マーケットレポート

2025年12月のドバイ不動産市場は、年間を通じた高水準の取引動向を背景に、「成長の持続性」と「選別の深化」が同時に確認される月となりました。取引件数・取引総額はいずれも堅調を維持しつつ、エリアや物件タイプによる差がより明確になっています。

年末という季節要因もあり、短期的な値動きよりも、実需・中長期視点に基づく取引が中心となった点が12月の特徴です。

本記事では、2025年12月時点の主要マーケットデータ、セグメント別・エリア別の動向を整理し、日本人投資家が今後の判断を行うための視点を解説します。

主要マーケットデータ(2025年12月)

2025年12月のドバイ不動産市場における主要指標は以下の通りです。

指標 データ 補足
総取引件数 約20,300件 年末としては高水準を維持
取引総額 AED 約55.4 billion 高額取引は一部エリアに集中
平均平方フィート単価※ AED 約1,690 / sq.ft ㎡換算で約18,200 AED / ㎡(目安)

※価格は平方フィート基準で公表されるため、日本人向けに㎡換算を併記しています(1 sq.ft ≒ 0.0929㎡)。円換算は為替により変動するため参考値として捉えてください。

11月と比較すると、取引件数・取引総額ともに緩やかな増加が見られ、2025年通年での市場の強さを裏付ける結果となりました。

セグメント別動向(2025年12月)

物件タイプ別では、以下のような傾向が見られました。

タイプ 動向概要
アパートメント 市場の中心を維持。スタジオ〜1ベッド帯の賃貸需要は安定。
ヴィラ 実需主導で堅調。供給が限定的なエリアでは価格の下支えが継続。
商業物件 小規模オフィス・リテール中心に安定推移。短期投機色は限定的。
土地・プロット 将来開発を見据えた取得が継続。取引金額ベースで存在感。

全体として、アパートメント市場が引き続き取引の土台を支えつつ、土地・プロットは中長期視点の投資対象として年末も活発でした。

エリア別動向(2025年12月)

12月に取引・注目度が高かった主なエリアは以下の通りです。

  • Jumeirah Village Circle(JVC):中価格帯アパートの需給が安定。通年を通して賃貸回転の良さが評価されました。
  • Business Bay:立地優位性を背景に安定推移。ブランド・高品質物件への選別が進行。
  • Dubai South:物流・インフラ開発を背景に、オフプランおよび土地取引が継続。
  • Palm Jumeirah:超高級帯は供給が限定的。価格調整は小さく、希少性重視の動き。
  • Arjan / Al Barsha South:新築供給が進み、価格と立地のバランスを重視する層の需要が持続。

年末時点でも、エリアごとの需給構造の違いが数字に表れやすい状況が続いています。

投資家への視点(2025年12月時点)

  • 市場全体の成長と個別選別は別物:指数的な成長より、物件単位の検証が重要。
  • 小型ユニットの安定性:スタジオ〜1ベッド帯は引き続き賃貸需要の土台。
  • 短期値上がり期待の後退:稼働率・維持費を含めた実質収益の確認が必須。
  • 供給スケジュールの再確認:2026年以降の完成集中エリアは慎重な見極めが必要。

2025年を通じて見れば、ドバイ不動産市場は明確に「成長局面」にありました。一方で、12月時点では市場全体の勢いよりも、エリア・物件ごとの差が投資成果を左右するフェーズに入っています。

  • 供給増加エリアでの価格・賃料の横ばいリスク
  • ブランド・立地・品質による二極化の進行
  • 出口戦略を前提とした購入判断の重要性

2026年に向けては、マクロ環境よりもミクロな選別力が問われる局面が続くと考えられます。

まとめ

2025年12月のドバイ不動産市場は、年間を通じた成長を確認しつつ、投資判断には一層の整理が求められる状況にあります。数字の大小だけでなく、その背景や構造を理解した上で判断する姿勢が重要です。

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