サウジアラビア不動産への関心が高まる中で、よく聞かれるのが 「ドバイ不動産と比べてどうなのか?」という質問です。
どちらが良い・悪いという話ではなく、両者は市場の成り立ちや前提条件が大きく異なります。 この違いを理解せずに比較してしまうと、期待値のズレや判断ミスにつながりやすくなります。
この記事では、日本人投資家向けに 「サウジアラビア不動産投資を検討する前に、ドバイと何が違うのか」 という視点から、押さえておくべき5つの前提を整理します。
前提① 市場の成熟度がまったく違う
ドバイ不動産市場は、外国人投資家の受け入れを20年以上かけて整備してきた成熟市場です。 売買・賃貸・管理・再販といった一連の実務が制度として確立しており、価格形成や流動性にも一定の透明性があります。
一方でサウジアラビア不動産市場は、まさに「立ち上がり期」にあります。 外国人による不動産取得制度は2026年に向けて整備が進んでいますが、 市場全体としては国内需要・国家主導プロジェクトが中心で、投資市場としての歴史はまだ浅いのが実情です。
これは成長余地があるとも言えますが、 同時に価格の妥当性や出口の読みやすさが限定的であることも意味します。
前提② 国家主導か、市場主導か
ドバイ不動産は、民間デベロッパーと市場原理が主導する色合いが強く、 需要・供給・価格調整は比較的マーケットベースで進みます。
サウジアラビアでは、不動産は国家戦略の一部として位置づけられており、 都市開発・人口誘導・産業育成と強く結びついています。
そのため、サウジでは
- 国家プロジェクトとの関係性
- 政策変更・優先順位の影響
- 特定エリアへの集中的な資源投下
といった要素が、投資結果に直結しやすくなります。
市場に乗る投資か、国家戦略に参加する投資か。 この感覚の違いは、非常に重要な前提です。
前提③ 流動性と出口戦略の考え方
ドバイでは、エリアや価格帯を選べば、 売却・再販・賃貸の出口を比較的現実的に想定できます。 外国人投資家の層も厚く、短期〜中期での売却事例も多く存在します。
サウジアラビアでは、今後流動性が高まる可能性はあるものの、 現時点では出口の前提を保守的に考える必要があります。
- 誰が次の買い手になるのか
- 外国人同士の売買がどこまで一般化するか
- 制度・税制が将来どう運用されるか
短期売却前提の投資よりも、 中長期視点・資産保有前提での検討が現実的です。
前提④ 情報の透明性と比較のしやすさ
ドバイでは、取引件数・価格帯・賃料相場などのデータが比較的豊富に公開されており、 エリア間・物件間の比較がしやすい環境があります。
サウジアラビアでは、データ整備が進みつつある段階で、 エリアごとの価格感や将来供給を読み解くには、 公式発表や個別案件の背景理解が欠かせません。
「数字が見えにくい=危険」というわけではありませんが、 情報取得コストが高い市場であることは前提として認識すべきです。
前提⑤ 投資の意味合いが違う
ドバイ不動産投資は、
- 利回り
- キャッシュフロー
- 出口価格
といった、比較的金融的な指標で語られることが多い市場です。
サウジアラビア不動産では、
- 国家成長ストーリーへの参加
- 将来の都市形成への関与
- 長期的な資産ポジション
といった側面が強くなります。
どちらが優れているという話ではなく、 投資に求める役割が違うと理解することが重要です。
まとめ|「どちらが上」ではなく「前提が違う」
ドバイ不動産とサウジアラビア不動産は、 同じ中東でも、投資の前提条件が大きく異なります。
ドバイは成熟した国際投資市場としての強みがあり、 サウジは国家主導で拡大する成長市場としての可能性があります。
重要なのは、
- 自分が何を重視する投資家なのか
- どの時間軸で成果を求めるのか
- どの程度の不確実性を許容できるのか
を整理したうえで、両市場をフラットに見ることです。
Exgrowでは、ドバイ不動産とサウジアラビア不動産の両方を継続的に取り扱いながら、 それぞれの特性を踏まえた情報整理を行っていきます。
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